白山釈迦岳・白山 2004年7月4日/快晴
2053.2m/2702.2m/石川県白峰村
市ノ瀬(4:50)---白山釈迦岳(7:25)---油ヶ池(10:30)(11:50)---室堂(12:30)(12:40)---市ノ瀬(15:50)


釈迦新道

市ノ瀬駐車場は、いつもなら日曜日は交通規制で混むのだが、今日はすいている。やはり砂防新道の通行止めで登山者が減っているようだ。

今日は登りは釈迦新道、下りは観光新道・白山禅定道を利用する。久しぶりの長時間の山歩きだ。
バス乗り場に向かう大方の登山者とは、逆方向に進む。車道に出ると、カモシカがいる。しばらく先導してくれる。

釈迦岳は2度目。道はよく分かっているので、つい飛ばし過ぎてしまう。樹林帯で珍しいショウキランが咲いている。写真を撮ろうとするのだが、先を急ぎたいので、あせってうまくピントが合わない。

釈迦岳の山頂はササの中。見晴らしもそれほどよくないので、すぐ下山する。


白山釈迦岳

ショウキラン ハクサンコザクラ
さあ、ここから未踏の道、長丁場だ。いつも半日登山で、登りは歩いても、3時間程度。ちょっと持久力が心配だ。いつものスピードで行けば、登山口から5時間ほどで山頂に着けると思うのだが、今日は余裕を持って6時間かけるつもりだ。

ここの登山道も色々な高山植物が咲き、目を楽しませてくれる。水場の近くにはまだ水芭蕉が咲いていた。今日のお目当てはなんと言っても、オオサクラソウ。白山では、この釈迦新道でしか見られないらしい。そのオオサクラソウが群生しているところを過ぎる。他に先日は、見ることが出来なかったハクサンイチゲ、クルマユリ、ハクサンシャクナゲも咲いている。ただし、クルマユリとハクサンシャクナゲは1つしか見られなかった。


釈迦新道


テガタチドリ


クルマユリ


オオサクラソウ


ハクサンイチゲ

歩き始めて、4時間。ほとんど休憩らしい休憩を取っていないので、七倉ノ辻の手前で、四塚山を眺めながら休憩を取る。

スピードを出し過ぎたせいか、途中で行動食を食べ過ぎたせいか吐き気がする。10分ほど休憩を取っても、吐き気は収まらない。慌てなくても、山頂は間近。ここからはスピードを落とし、高山植物や展望を楽しみながらゆっくり歩く。


四塚山


ハクサンシャクナゲ


大汝峰


チングルマ

翠ヶ池の近くに来ると、吐き気に加え、眠気まで差してきた。油ヶ池から御前峰の山頂を見上げると、多くの登山者がいる。山頂で場所を確保し、横になって昼寝をするのは難しそうだ。それで池の近くの岩陰で横になることにする。ちょうど草原になっていて寝るには最適だ。池からは涼風が吹いてきて気持ちがいい。

聞こえるのは鳥の声と雪渓が融けるザザという音だけ。時々通りすがる人が「あんなところで気持ち良さそうに寝ている」という声も聞こえる。1時間半ほどうとうとしていると、眠気も吐き気も収まった。

山頂には雲がかかってきたので、登るのを止め、分岐に戻り、雪渓でグリセードを楽しみながら室堂に向かう。

室堂は本来なら人で一杯のはずなのに、今日は少ない。木の椅子に座りゆっくり休憩を取ることができた。


翠ヶ池


イワウメ


アオノツガザクラ

御前峰 室堂と別山
帰りは観光新道を下る。実はラッシュにかかるのではないかと心配していたのだが、そんなことはなかった。日曜日にこんなに静かな白山を楽しめるのも、仮設の橋が架かる7月24日までだろう。砂防新道が利用できるようになると、どっと人が押し寄せて来るのは間違いない。

そのまま観光新道を下って、別当出合からバスに乗り市ノ瀬に戻ることもできるが、バス待ちが鬱陶しい。それで予定通り白山禅定道を下る。同じように考える人がいるようで3人の人に出会った。

下ってよかった。巨岩、巨石そして檜の巨木などを見ることができた。

長い下りを終えて、市ノ瀬の駐車場に着く。今日は久しぶりに長い距離を歩いた。20数kmは歩いているはずだ。登りでペースの配分を間違えたのは失敗だった。長い距離を歩く場合は、いつもの八分くらいの力で歩くのがいいようだ。反省、反省。
白山釈迦岳 稜線
ヒノキ ミズナラ